“人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている”は絶対に買いです。
この本は10年前に読みたかった・・・
そう思わざるを得ない本でした。
単純に読み物としても面白いし、ビジネスの勉強にも人生の勉強にもなります。
なにより物事の真理・この世の中の真理ってものが書いてありますね。
全体を通じてのテーマとしては、
『錯覚資産を持とう』
ということです。
この『錯覚資産』とは著者のふろむだ氏によると、
“他人が自分に対して抱く、自分に都合のいい錯覚”
だと言います。
人って必ず思考の錯覚があるそうです。
『錯覚する人が多いよね』
というレベルではなく、そういう脳の構造になっているんです。
人間の脳は始めからそういう『仕様』ということなんですね。
これって別に人を騙してお金を稼ごうっていうそんなレベルの低い話ではありません。
こちらから第一章を無料で読むことができます。
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目次
『思考の錯覚』というものを知るべき4つの理由
『思考の錯覚』このことを知っているか?知らないか?で、人生は変わってくると言っても過言ではないです。
以下、書籍から引用させていただきますと・・・
理由その1『詐欺に引っかからないようにするには、詐欺の手口を知っておく必要があるから』
錯覚資産を使って人を騙す人は、たくさんいる。
錯覚資産を使えば、自分が有能な人間であるかのように見せかけて、昇進したり、転職に成功したり、年収を上げたりすることができる。
ブログにアクセスを集めて、アフィリエイトで稼ぐことができる。
ツイッターでフォロワーを大量に増やすこともできる。
顧客にものを買わせることもできる。
起業して、投資家から出資金を集めることも、優秀な人材を集めることもできる。
しかしカモにされる側にとっては、たまったものではない。
人はなぜ騙されるのか?
というと、この『錯覚資産』が大きく影響しています。
これを知ることで、変なうまい話やセールスに引っかかることもありません。
理由その2『自分の周囲の人たちを、詐欺から守るため』
会社の経営者や管理者が、錯覚資産に騙されて、無能な人を昇進させていると、職場がどんどん非効率になり、労働環境が悪化し、働きにくくなる。
サービスの質も悪くなるから、お客さんにもいい迷惑だ。
利益が出なくなるから、経営者も、株主も不幸になる。
だから、彼らが錯覚資産に騙されて道を誤りそうになったとき、少しでもマシな方に軌道修正させるために、錯覚資産の性質を、よく理解しておく必要があるのだ。
これは、ビジネス面にフォーカスしていますが、
『自分の周囲に人たちを、詐欺から守る』ということにフォーカスすれば、
自分の家族や恋人、友人も守ることができますよね。
理由その3『誰に騙されたわけでもないのに、知らず知らずのうちに、有害な思考の錯覚に陥ってしまうことがあるから』
これは一種の病気のようなもので、この思考の錯覚に思考を汚染されると、誤った判断を繰り返し、どんどん人生がわるくなっていく。
なぜなら、有害な思考の錯覚に蝕まれていても、本人は、それを自覚できないからだ。
これってある意味一番こわいことですよね。
誤った思考のまま人生を送ると、成功するどころか逆に不幸になる。
ということです。
マルチ商法に引っかかるなんてのは典型です。
理由その4『錯覚資産がないと実力をなかなか伸ばせないから』
「実力」というのは、よい上司、よい同僚、よい部下、よいポジションという、よい「環境」に恵まれてはじめて、効率よく伸びていく。
そういうよい環境を手に入れられるかどうかは、実力よりもむしろ、錯覚資産によるところが大きいのだ。
なぜなら、企業は、実力のある人間を採用し、いいポジションにつけているつもりになっているが、実際には、ほとんどの場合、錯覚資産の大きい人間を採用し、いいポジションにつけているからだ。
「実力がある」から、よいポジションを手に入れられるのではなく、「実力があると周囲が錯覚する」から、よいポジションを手に入れられている部分が大きいのだ。
この4つが『思考の錯覚』を知るべき大きな理由です。
つまり、騙されず、幸せな人生を送りたいのであれば『錯覚資産』というものを知り、育てていくべきなんですね。
1章を読んでみて、面白いなと思ったら読んでみて下さい。
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