「オススメの本を教えてください」と言われた時の10のリスト
こんにちは。奥です。
職業柄、立場柄、「起業するときに読むべきオススメの本を教えてください」と言われることが多くなってきました。(ありがたいことに)
ですので、その時にオススメする本をリスト化しておきます。
自分の専門分野の書籍は読むことは大前提として、自分の専門分野とはまったく関係ないジャンルの本を読むべきだと思っています。
なぜかというと、確かに自分の専門領域の知識やビジネス本を読んでいけば知識は深くなりますが、「知識の広がり」がなくなってしまうからです。
さらに自分の専門領域の本だと、あなたの競合はおそらくみんな読んでいるんじゃないでしょうか?
それにみんなと同じ本を読んでも思考が同じになりやすいので、仕事をする上でのあなたの『個性』がなくなってしまいます。
その中で、頭一つ抜けるためには『異形』の知識をミックスさせる必要があります。
そうやって、別ジャンルの知識を身につけることで、例え話ができるようなったり、よりわかりやすく伝えることができようになったり、結果的にあなたの専門知識に深みが増すことになります。
ですので、ジャンル問わず起業家が『とりあえずこれは読んどけ』的な『良書』を紹介していきますので、ぜひチェックしてみてください。(順不同です)
あ、ちなみにインフルエンサーの方々が出してる流行りの自己啓発本は意味がないので、特に起業初期の方は時間のムダなので読まない方が良いです。笑
(かく云う僕は読んでいましたが(笑)、その時にだけモチベーションが増えるエナジードリンクのようなものです)
目次
①グロービスMBAマーケティング
大局的なテーマであるマーケティングをわかりやすく体型的に万遍なく学ぶことができ、「マーケティングって何?」という状態から脱出できる。
②いちばんやさしいデジタルマーケティングの教本
WEBマーケティングの基本がわかるので、これから「インターネットを使って集客したい!」という方向けにいちばん最初に読むべき本。
インターネットでビジネスをするのであれば最低限これくらいの知識は必要ですのでぜひ。
③デジタルマーケティングの定石 なぜマーケターは「成果の出ない施策」を繰り返すのか?
どちらかというと、『実践』という意味で中上級者向けだが、本質的なWEBマーケティングの考え方が学べる。
WEBマーケティング実践者で、かつWEBマーケティングの知識にもっと深みを持たせたい時にはこれ。
④コトラーのH2Hマーケティング「人間中心マーケティング」の理論と実践
言わずもがな、購入する・しないの意思決定をするのは『人間』である。
人間が抱える重要な問題を解決する方法として、何を提供するべきなのか?というマーケティングの目的をもう一度捉え直すことの重要さを学べ、本質的なマーケティングの考え方を身につけることができる。
⑤USJを劇的に変えた、たった一つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門
日本のマーケターのトップの中のひとりである森岡氏による、実践的かつ理論的な本。
USJを救った実績は間違いなく本物で、その考え方がこの1冊で学べる。
人格的にも素晴らしい人物で僕も尊敬する人の一人です。
⑥現代経済学の直観的方法
資本主義の世の中の仕組みがわかり、それをとりまく宗教や戦争などの関係を知ることができる。
経済がわかると、「こうすればもっと世の中良くなるのに・・・」という仮説を自分の言葉で表現できるので、政治にも興味が出てくると思う。
教養を深めるために読んでおくと良い。
⑦死は存在しない 最先端量子力学が示す新たな仮説
僕の心のメンターである田坂氏の興味深い本。死生観やなぜ宇宙があるのか?死んだらどうなるのか?という疑問を持っている方には非常に面白い本。
最先端の量子力学からのアプローチで、『死』というものを理解しようとするものであり、人生観を変えてくれる。
映画インターステラーが好きな方も是非。
田坂先生をご存知ない方は、YouTubeを一度ご覧いただきたい。
個人的にはこの講義がオススメ!
⑧仏陀の真意
「仏陀は知っているけど、何を伝えているのかイマイチよくわからない」という僕のような方にはオススメ。
人生を生きる上で、大切なことはすでに仏陀が解き明かしていることに感動を覚える。
なんとなく惰性で生きるのではなく、生きるからにはしっかり意味を持って生きたい方、不要な感情に振り回され、生きるのがつらいと感じたことがある方はぜひ読んでいただきたい。
⑨雪国 川端康成
「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」という有名な冒頭の小説。
インターネットや動画の普及、そして短尺のショート動画が流行っているように、『時間効率を良くしたい』『サクッと必要な情報だけをインプットしたい』という現代の思考回路とは真逆を行くのが日本文学である。
その結果、『自分で物事を考える』という人間にとって非常に重要なことが欠落してしまい、テンプレなステレオタイプの人間が量産されてしまうと感じている。
その点、日本文学は、良い意味で明確な結論がなく、読者の推論に任せるというものが多い。
日本文学はさらっと読むのではなく、熟読しなければ文章を味わえないので、現代のステレオタイプとはまた別の『考える脳』を鍛えることができるのでオススメ。
夏目漱石や太宰治、芥川龍之介など数々の文豪もいる中、あえて優先的に読んで欲しいという個人的な思いで、川端康成の雪国をチョイスしました。
⑩金閣寺 三島由紀夫
三島由紀夫の最高傑作。
これも熟読して、登場人物の心の描写を考えながら、自分なりの結論を考えていただきたい。
人生で一度は読むべき日本文学。