ブルーオーシャンよりレッドオーシャンをねらえ!
こんにちは、奥です。
経営を少しでも勉強したことがある方であれば、ブルーオーシャンとレッドオーシャンという言葉はわかると思います。
- ブルーオーシャン:競争のない未開拓市場である「ブルー・オーシャン(青い海、競合相手のいない領域)」
- レッドオーシャン:競争の激しい既存市場を「レッド・オーシャン(赤い海、血で血を洗う競争の激しい領域)」
で、
ブルー・オーシャン戦略とは、競合相手のいない領域をねらえってことですよね。
それ自体は、私もその通りだと思いますし、実際にクライアントにも競合と競争をしないような戦略をススメています。
しかし、この言葉の表面だけとらえていわゆる『ブルーオーシャン』をねらってしまうと失敗します。
この記事では、小さな会社ほどブルーオーシャンをねらってはいけないその理由と、じゃあ小さな会社はどこをねらえばよいのか?ということをお伝えしていきます。
ブルーオーシャンの罠
ブルーオーシャンは一見すると、ライバルが少なくレッドオーシャンより簡単に稼ぐことができると感じるかもしれません。
しかし、実際にはそんなことはありません。
そもそもブルーオーシャンは競合がいない領域のことですよね。
ここで『なぜ競合がいないのか?』ということを考えていただきたいと思います。
- 需要がない
- 市場規模が極めて小さい
- 儲からない
- 人がまだ気づいていない
この4つの理由が考えられます。
4.の『人がまだ気づいていない』のであれば、参入すれば一人勝ちできる可能性はあります。
しかし、そんなことは非常に稀なことでありそれをねらっていこうなんてことは、戦略的にはありえません。
なので、ブルーオーシャン市場の多くの場合が1〜3の理由からなんです。
つまり、
- 需要がない
- 市場規模が極めて小さい
- 儲からない
それがブルーオーシャンの実態です。
かと言って、ブルーオーシャンがダメだと言っているわけではなく。
ブルーオーシャンをねらっても良い場合ももちろんあります。
それは、
『資金と時間をかけられる場合』
です。
ブルーオーシャンの市場を成長させるためにはある程度お金と時間がかかります。
なぜならそこに需要を作り出さなければいけないから、あるいは市場規模を大きくしなければいけないのです。
そのようなことができるのは、資本がある大きな会社だけです。
もっとも今の時代に大きな会社は、そのようなところに参入はしないでしょうけど・・・。
小さな会社こそブルーオーシャンをねらうべきではない
ということは、我々のような小さな会社はブルーオーシャンをねらってはいけないということがわかると思います。
理由は先ほども言いましたが、
ブルーオーシャンの市場を成長させるためにはある程度お金と時間がかかる
からです。
顧客教育や広告によって、ある需要を作っていかなければいけません。
そこには、お金と時間がかかります。
ちいさな会社で小回りがきく分、だめならすぐにやめれば良いということもありますが、ほとんどの場合『当たる』ことはないのでやめておきましょう。
レッドオーシャンには隙間が存在する
じゃあどうするのか?
というと、タイトルでお分かりだと思いますが『レッドオーシャンをねらえ』ということです。
「レッドオーシャンって競合がひしめく競争の激しい領域なんじゃないの?」
と思われるかもしれませんが、
『なぜ競合がひしめいているのか?』
ということを考えていただければわかると思います。
- 需要がある
- 市場規模が大きい
- 儲かる
ブルーオーシャンの逆ですよね。
つまりレッドオーシャンは優秀な市場なんです。
だから競争が激しいんですね。
「その中で生き残っていくのは難しいんじゃないの・・・?」
その通り、レッドオーシャンで競合に勝ち続けていこうとすると小さな会社には少し過酷かもしれません。
資本が小さく経営資源が少ない小さな会社は戦おうとすると確実に負けます。
なので、戦わない戦略を身につける必要があるんです。
つまり、『小さな会社は戦ってはいけない』のです。
「レッドオーシャンの中で戦わないってできるの?」
と思われた方もおられるかと思いますが、
実は、競合相手のいない領域はレッドオーシャンの中にあります。
レッドオーシャンには必ず『隙間』が存在します。
その隙間をねらえばその中でナンバーワンになれるのです。
そこで重要になってくるのが、
『ポジショニング』という概念です。
このポジショニングは人によって作り方が違うので、画一的にここで教えることはできませんが。
ポジショニングのヒントはこちらの記事をご覧ください。
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レッドオーシャンには隙間が存在しますので、そこをねらいあなたのポジションを置いてください。
すると、ビジネスがビックリするくらい楽になります。
差別化戦略のヒントはこちら
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