ランチェスターに学ぶ、店舗ビジネスの成功する地域の選び方とは?
ビジネスをしていたら『ランチェスター戦略』は聞いたことがあるのではないでしょうか?
ランチェスターについて、ブログで紹介するのはいささか浅はかかな?とは思ったんですが、まぁやはり戦略を策定するときの基本の考え方ではあるので、ご紹介します。
店舗ビジネスを成功させるためにはまず地域No. 1を目指さなくてはなりません。
そして地域でNo. 1になるためには、対象とする地域選びが重要になってきます。
店舗ビジネスをしようと思ったら、最初にそれを決めることが優先順位の一番最初になります。
この記事では、店舗ビジネスの『地域の選び方』ということにフォーカスして解説していきたいと思います。
店舗ビジネスのための成功する地域の選び方とは?
店舗ビジネスでは、どんな地域を選べば良いのでしょうか?
それは、
①移動時間を減らす
②攻めやすいところから攻める
ということです。
移動時間を減らす
結論からいうと、まずは「近いところ」からです。
とにかく最初は地域を広げない。
それは、移動時間を減らすことが最優先事項だからです。
移動時間は何も利益を生むことはなく、費用のみがかかっています。
さらに機会損失と言って、移動時間を営業に使えば得られた売上というものもあるかと思います。
したがって、移動時間は少ない方が良いです。
時間にして片道30分以内を営業圏内にすべきです。
できれば大きな地図を用意し、自分の活動拠点から半径30分以内のところを囲んでその中で営業活動をしていくというやり方もありますのでぜひ取り入れてみてください。
来店型店舗であれば、一番良いのは店舗に来てもらうということです。
そして、その選んだ地域の市場規模または対象顧客数を知ることも重要です。
厳密にする必要はありません。
例えば半径30分以内の人口が5万人だとします。
そのうち、お客さんになり得る人が10人に1人、つまり10パーセントいるとすれば5,000人が対象顧客数ですよね。
そして、100人がお客さんになれば5,000人の中の自社のシェアは2パーセントということですね。
これで地域No. 1になり、シェアを40パーセント(シェア40パーセント程度が地域No. 1の条件とされている)
獲得できれば2,000人のお客さんになります。
その2,000人のお客さんが月に3,000円、1年に36,000円の商品・サービスを購入してくれると7,200万円の売上になります。
このように、売上の見込みをつけていきます。
行き当たりばったりの売上では、失敗する元です。
攻めやすいところから攻める
シェアが高くなれば、次に少し離れたところに地域を広げることもできます。
場合によっては2店舗目を展開するということもあります。
その時にまだやってはいけないことは、その業界の大手や強者がいる地域に手を出すことです。
そこでNo. 1になることは難しいということがおわかりいただけるかと思います。
そして、そこでまたシェアを40パーセント取ることができればまた違う地域に商圏を広げます。
これを「3点攻略法」と言います。
この3地域の点を線にし、それを面にする方法でその中心部を攻略していく方法です。
3地域でシェアNo. 1を取ることができれば、中心部である大手や強者に十分対抗することができます。
このように、強者に真っ向から勝負するのではなく外堀から埋めてゆく戦略があります。
最後に
もちろんこの段階では机上の空論に過ぎません。
しかし「戦略を立てる」ということはこのようにして、まず理論から考えることが必要なのです。
しかし「これが正しい戦略」という絶対的なものはありません。
じゃあ、どうするのか?
と言うと、
「間違った戦略を立てない」ということです。
ビジネスを成功させようようと思えば、
『間違った戦略を立てない』
と言うことが重要なんですね。
店舗ビジネスにしても、『攻め方』というものが非常に重要になります。
『攻め方』を間違えてしまうと、いくら頑張っても結果は出ません。
戦略を立てるお手伝いをしていますので、一度相談してみると打開策が見えてくると思います。
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