お店に行列ができている理由は、『行列ができているから』
あなたは、行列に並んだことがあるでしょうか?
個人的には行列に並ぶのは、好きではありませんが(好きな人はいないと思いますが笑)、有名店とか美味しいもの目当てに行く時なんかは並ぶこともあります。
テレビとか雑誌を見ていると行列のできるお店ってありますよね。
アクセサリーや財布のブランドで『ゴローズ』ってあるんですけど、それを買うためにファンは原宿のお店の前に行列を作ります。
ラーメン屋とか飲食店でもよく行列を見かけますよね。
もちろん味や品質が良いから、行列に並んでまで手に入れたい!という気持ちもあるでしょう。
でも実は、『行列ができるから行列に並ぶ』という部分が大きいんです。
売れているものは良いものだという錯覚
行動心理学によると、人は売れているものは良いものだと錯覚します。
つまり人気がある=良いものであると思う傾向にあるということです。
市場でナンバーワンの売上を取ると、一人勝ちできる。
車でいうと、トヨタなんかデザインだけ考ると他のメーカーと比べて劣る部分があるけど、
『トヨタだから』
『売れているから』
売れてる部分が大きい。
業界ナンバーワンは強い『錯覚資産』を持つことができる。— 奥拓也 Takuya Oku (@takuyaok29) 2018年10月28日
業界ナンバーワンがナンバーツーに大きく引き離している原因は、
『売れているから』という部分に起因することが多い。行列にならぶ理由は、
『行列ができている』から。— 奥拓也 Takuya Oku (@takuyaok29) 2018年10月28日
例えば、同じようなデザイン・価格・機能だとトヨタが一番売れる傾向にあります。
それは、トヨタ自動車が業界ナンバーワンだからという部分が大きいんですね。
トヨタの車を買う人は、
『トヨタだからかっこいい』
『トヨタだから高品質』
などという理由で購入している傾向があるんです。
そもそも個人が持つ車なんて自己満足の塊のようなものですけどね(笑)
業界ナンバーワンの威力は凄い
業界ナンバーワンというと、ランチェスター戦略では、『強者』を意味します。
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成熟された業界であれば、多くの場合1位と2位の差って簡単には埋められないくらい開いているんです。
例えば、車の業界だと2018年の売上高のトップはもちろんトヨタで約29兆円。
2位はホンダで約15兆円。
その差は、約15兆円もあります。
ダントツのトップですよね。
これは、業界ナンバーワンで売れているからさらに売れるんです。
これを行動経済学で言うとバンドワゴン効果と言います。
『業界ナンバーワン』という字面は、いつの時代も広告効果は抜群なんですね。
あなたもナンバーワンになることは可能
このバンドワゴン効果をあなたのビジネスにも活用することができるんです。
その大きな業界のナンバーワンになるんじゃなくて、その業界を分けてそこでナンバーワンになれば良いんです。
これにはナンバーワンになれるポジショニングが重要なんですが、ここでは割愛します。
ヒントはこの記事で軽くお伝えしています。
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よくある学術的なものじゃなく経験したことと合わせて書いているので 、読みやすいです。
あなたもポジショニング次第で、ナンバーワンになれるんです。
つまり、オンリーワンになれば自動的にナンバーワンになれるということです。
そのオンリーワンを作ることができれば、もっと楽にビジネスをすることができるようになります。
さいごに
本の紹介みたいになってしまいましたが、結局何が言いたいのかというと、
お客さんのことを心理学や行動経済学の側面からもよく知りましょう!
ということです。
ビジネスというものは、お客さんがいて成り立ちます。
そのお客さんっていうのはもちろん『人』です。
自分のビジネスの向こう側には『人』がいる、ということを考えると、
心理学や行動経済学をビジネスに上手く活用したほうが有利に決まっていますよね。
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