農家が、◯協に卸さずに安定的に収入を得る方法
現在農家さんは農家人口の減少という課題に直面しています。
その理由の1つが少子高齢化です。少子高齢化で明日の農業を担う若い世代が少なくなることは確実です。
そしてもう1つの理由が、労働環境の厳しさの割に収入が少ないということが挙げられています。
この記事では、農家さんの収入を上げるということにフォーカスしていきます。
目次
農家もインターネットをフル活用する時代
当たり前ですが、農家さんの収入源は農作物です。
そしてその農作物の流通方法、販路というものが重要ですよね。
その販路の1つとしてインターネットを活用することが農家さんの収入アップには不可欠であると思います。
インターネット以外の販路を拡大するという方法もありますが、それでは今までと利益率は変わらないことがほとんどだと思います。
だからと言って、現在の販路を軽視することはあまりオススメしていません。
販路の1つとして残しておくべきです。
事実、成功している農家さんのほとんどがネットを活用しています。
ネットといっても、大手ネットショップ(楽天市場、ヤフーショッピング、アマゾン等)に店をだすことはほとんどの場合やめておいた方が良いです。
出店料や手数料がコストとして掛かってきますので、利益率が悪くなります。
全国的に有名なものや、飛び抜けた売りがその商品にあり、売上の見込みが予測できるのであればしても良いですがそれ以外であれば現時点ではオススメはしません。
それでは、農家さんがこれからネットを活用した方が良い5つの理由をご説明したいと思います。
理由1 利益率が良い
現在の流通経路は、
農家→中間業者である農協等→スーパーなどの小売店→お客さん
というのが基本的な流れです。
もちろん、農協から直売したり、農家さんから直接小売店に卸す場合もあるでしょう。
いずれにしても、あなたが100円で卸したものは中間マージンを取られ、最終的にお客さんに届けられます。
農作物によって違いますが100円で卸した農作物は、お客さんに届く頃には150円から200円になっています。
お客さんがあなたの作った野菜に200円の価値を感じ、購入してくれているならば200円で直接販売したくありませんか?
さらに、引き取ってもらえないようないわゆるB級品もネットではそれを「売り」にして販売することもできます。
その分、利益にそのまま乗せることができますし、捨てる必要もなくなります。
もし利益率が2倍、2.5倍になったらあなたに残る利益にどのくらいの影響を与えるでしょうか?
ネットを活用すればそれが可能になります。
理由2 あなたの農作物のブランド力を高められる
2つ目の理由は、ネット販売するとブランド力を高めることができるからです。
それはなぜでしょうか?
最近ではスーパーや、道の駅、直売所で売っている野菜にはよく生産者の名前が記載されていることが多く見られるようになりました。
これは、一種のブランド戦略です。
購入者は、生産者の名前が記載してあることで「これは地元の野菜であり、安心して食べられる」という心理が働きます。
そして、「この人が作ったキャベツは美味しい」だとか「あの人のトマトは甘くて美味しい」というようにファンが付きやすいという効果があります。
これをネットですると効果が倍増します。
それは、ネットで購入するということは検索してあなたのホームページに訪れるわけです。
ということは「あなたの作った農作物が欲しい」と思って購入するということです。
さらにホームページでは、あなたの農作物のこだわりや人柄、ストーリーを写真付きで表現することができます。
したがって、ネットを活用するとあなたの農作物のブランドを作ることができるのです。
理由3 ライバルがまだまだ少ない
ネットを活用して成功している農家さんは全国にたくさんあります。
しかし、他の業種に比べまだまだネットを活用しているところが少ないです。
農業とインターネットという組み合わせがいまいちピンと来ないということ、あるいは農家さんの年齢層が比較的高齢であるということが要因であると思います。
どの業界でもそうですが、早く始めた人がその分野での成功者であることが多いです。
例えば、農家がネットを活用することが当たり前になってからやるとします。
そうすると周りには、ライバルがたくさんいることになります。
そのたくさんある中でお客さんを集めて一歩抜け出すということがなかなか難しくなってくるのです。
他方、ライバルが少ないうちに始めた人は、お客さんを集めることは比較的簡単です。
そして、周りが皆始めた頃にはすでに固定客がついていますので、周りがみんな始めたからといって売上が減るようなことはほとんどありません。
したがって、ネットを取り入れようとするのであればできるだけ早く始めた方が良いのです。
理由4 ファンが付きやすく、リピートされやすい
理由2のブランドのお話にもありましたが、ネット販売するとお客さんが、あなたが作った農作物のファンになってくれやすくなります。
そして1度ファンになってくれたお客さんは、またあなたから購入することが多いです。
そうです。いわゆるリピーターです。成功のポイントはこのリピーターにあります。
ここで注意点があります。
リピーターを増やす。それには、ホームページの作り方やマーケティングが重要になってきます。
その辺りを理解している人ばかりではないので、マーケティングを理解している人に作成やアドバイスをしてもらってください。
そうでないと、このリピート率は確実に下がってしまいます。
理由5 24時間自動的に販売することができる
ホームページはあなたの店舗です。しかも24時間年中無休です。
そしてネット集客の仕組みを作ると、自動的にお客さんを集めてくれ、販売をしてくれます。
しかも人件費等のお金をかけずに、です。
今ではスマホの普及により、インターネットの利用者数が増え続け、ネットでものを買うという環境が整っています。
私たちも、何でもスマホで検索することが日常になっていると思います。
僕は何かものを買う時には必ずネットで検索してから買うことが習慣になっています。
ネットはいつでもどこでも繋がっていますので、お客さんはいつでもどこでも買う「機会」があります。
その時に24時間年中無休の店舗であるホームページがあるのとないのでは、どちらが「売る機会」があるかは誰の目から見ても明らかですね。
おわりに
ここまですべて読んでいただけたのであれば、ネットを活用した方が良い理由がおわかりいただけたのではないかと思います。
ここでの話は決して机上の空論ではなく、実際に成果が上がっていることです。
しかし、全体を通して大事なことは「マーケティングを理解している人や業者にお願いする」ということです。
そうでないと、ただホームページを作っただけで終わってしまいます。
「ネット活用する」というのは「ホームページを作ってそこから商品を販売できるようにすること」だけではありません。
実際、適当に業者を選んでしまうとお金と時間の無駄になりますので注意してください。
業者の選び方はこちらを参考に
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